こんにちはアビーです。
今日は、異文化、異言語の方とうまく仕事をしたい時のヒントをお話ししたいと思います。
それは簡単にいうと、褒める事です。感謝する、でも良いです。実は案外盲点で、同じ文化背景、日本語を話す方に対しても、十分できているか怪しいものです。英語ではRecognitionとなりますが、タダで実行でき、エンゲージメントレベルを上げる効果も大です。
海外では、職場で相手を褒めるアプリが多数導入されています。Nectar, Bonusly等があります。仕事で助けてくれた、課題解決などお手柄があった人、会社のバリューを体現している社員等をシステムで褒める、感謝する仕組みです。昔インド人の部下に、「あなたは、Recognitionをしないですね。何か上手くできたらもっと褒めてほしい。」と言われハッとした事があります。これはインド人の彼のみでなく、こうした要望は非常に強いものがありました。
そこで人事部でそのシステムを導入したところ、興味深い事が起きました。
なんと、「〇〇さん、今日は会社にドーナツを持ってきてくれてありがとう!」「△△さん、忙しい中、一緒にランチに行ってくれてありがとう。」など、業務以外のことも多数ポストされました。確かに、職場にドーナツを持ってくることでTeam Buildingになりますし、ランチでプロジェクトのアドバイスを受けたかもしれません。ですが一方で、Recognitionはもっと業務に直結し、Selectiveであるべき、との論争が巻き起こりました。さらにこの仕組みは、Recognitionのたびに、褒められた社員は星を一つ受け取り、星の数によってグッズを頂けるもしくは社長とランチに行く機会などがもらえます。社員同士で結託し、星を与え合う、いわゆる仕組みの悪用もありました。
まあRecognitionシステムの運用はさておき、褒めることは即効性があります。
無理に褒める必要はありませんが、助かったなと思ったその時にメールを出すなど、惜しみなく利用できる行動でおススメします。