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皆が意見を言って、組織はまとまるのか?

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こんにちはAbbyです。

本日は、皆が意見を言った場合、組織はまとまるのか、についてお話しします。

 

皆が意見を言って組織がまとまるのか、ではなくて、意見が言えない組織はあり得ないと思います。組織は人が全てです。長年人事をやってきて、本当にそう思います。例えこれからAIに多くの機能を託すことできるようになっても、組織は人です。社員の意見は、組織の血液です。まとめるのが仕事でもあります。

 

日本は、ハイコンテクストで、ヒエラルキーが強く、合意主義とトップダウンが混合したような組織文化であると思います。(この組織文化を改善してゆく必要についてはまたいづれお話しします。)この文化において、人々は意見をしては叩き潰され、ひどい場合は左遷され、意見を言わない人が増えてしまった、が現状と思います。もう質問などせず、疑義を抱えても上層部の判断と飲み込み実行する、という現状。だから日本人は、優秀なソルジャーです。

 

ですが、そんな滅私奉公では人はやりがいを持てません。ではどうしたら良いか。意見を出すことを諦めないことです。意見を出せば良い事があるからです。よーく観察していると、上層部もその人の意見に一目置いていることがわかります。やはり上層部も、意見を言ってほしいのです。例え最終的に上層部が反対しても、反射的に叩き潰すような対応をしても、意見を言う人に一目置いていることは確かです。これは階層に関わらず、です。

 

ある会議で、激しい言い争いとなる点がありました。最終的に上層者がその反対を却下する、という結果となりました。ですがその会議の直後に、押し通した上層者と会議があり、その場でその上層者が、「〇〇さんの意見は、大変参考になった。」と褒めておりました。そんな上層者のコメントを聞いたのは、何度もありました。だったらもう少し会議内で認め、褒めるなどするべき、と言う話を何度もした覚えがあります。これはリーダーシップの問題。

 

意見を言う習慣が途絶えると、さあ今度は言おうと思っても、滅私を続けてきたためどうしたいのかわからない、と言う末期症状がきます。この状況に陥る前に、意見はどんどん言うべきと思います。海外では、何も言わずに座っていると、次回からインバイトが来なくなります。時間内に解決できる課題でない場合もあり、それもどうかと思いますが。付加価値、存在価値を生み出すためにも、一人ひとりの意見は本当に貴重です。それで評価が落ちるようであれば、そんな会社にあなたの未来を託す価値はありません。ただし、意見をただ言えばいいと言う物ではありません。何かしら示唆に富む内容である事が望まれます。ビジネスは、利益を追う必要がありますから。ここがハードルを高くしているところでもあります。まずは、賛成してその理由を述べる、でも良いと思います。