Let's be comfortable with something different !!

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外人と働く ⑨ ビジネスシーンでこの話題は要注意!

Be comfortable with something different !!

こんにちはAbbyです。

 

これは良く言われていますが、ビジネスシーンでは、政治、宗教、セクシャリテイの話は要注意です。コールや会議が始まる隙間時間、出会った際のアイスブレーク、ランチで一緒になった際など、良い関係を築くために、少なくともある程度の信頼感が築けるまでこれらの話題は控えた方が得策です。

 

以前こんなことがありました。アメリカ大統領のトランプ氏が(*)対中国に対して強硬な態度を取っていました。そんなある日我々の上海の同僚が、人事のビジネスコールの前にその態度に関して抗議を始めました。これって結論の出るものでも、賛同できるものでもありません。単にコールの雰囲気をとんでもなく不快なものにしました。この件に関しては誰も何も言わず、あっという間に異なる話題に切り替えられました。国によって立場が異なり、非常に場違いです。前回も話しましたが、その場にはアジアから7−8カ国参加してました。台湾の人事部も参加しており、ことは非常に繊細です。政治には、軍事関連の話題も入ります。上記の例もありますし、家族をミリタリーに送り出している同僚もいます。ここも軽率なコメントはご法度です。(*)米国では、最終タイトルが残り、その役割を降りた後も元大統領、前大統領でなく、最終タイトルでの呼称が可能です。

 

宗教に関しては、例えば多様な人種が働いている香港やシンガポール、米国等では、クリスマスパーティーをYear end partyと呼び、クリスチャン以外のスタッフに対して配慮をしています。また、母国の行事を祝うスタッフに対しても寛容です。あるエンジニアは、ラマダンでランチを食べない時期がありました。ちょうどあるプロジェクトが終了しオフィスでピザを取った際も、事前に当人にヒアリングし配慮しました。

 

セクシャリテイも、同様です。正直米国では、LGBTQは職場にも大勢いてあまりにも身近で違和感もないレベルとの印象があります。ですが、人々の受け取り方は人それぞれです。これも配慮が必要です。

 

チームメンバーの国籍が全員違うチーム、定年という概念がなく70代の女性が守衛をしている会社。様々な多様性を見てきましたが、やはり皆それぞれに配慮しつつ、意見はぶつけ合い、時間をかけて信頼関係を築いています。そしてそうしたハードルを超えた信頼関係は、とても強いものがあるように思います。