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そうだったのか! 原理優先 vs. 応用優先 1

Be comfortable with something different !!

こんにちはAbbyです。

厳しい寒波が来るようですが、皆様暖かくお過ごしください!

 

原理優先と応用優先は、エリン・メイヤーの著書「異文化理解力」の中の「2種類の思考法」で紹介されている思考法です。とても重要な点と思うのでお話しします。まずはそれぞれの思考法を簡単に説明します。

 

原理優先: 最初に理論や複雑な概念を検討してから、事実や発言や意見を提示する思考法

応用優先: 各人が事実、発言、意見を提示した上で、それを裏付ける結論に説得力を持たせる概念を加える思考法

 

米国は圧倒的に、応用優先思考です。そのため、会議の始まりから事実、事象、ケースが各人の意見とともにバンバン出てきます。もう有り金は全部机に出せ、と言われたような勢いです。私は米国で10年以上かけてこの思考法に染まり、その後日本で勤務を再開した際同様の思考法で発言し、とんでもない総スカンに合いました。曰く、唐突すぎる、なんの話かわからない、発言前にもっと整理してほしい、、、、等など。ボコボコにされました。

 

その時は、この2つの異なる思考法、アプローチを知らなかったので、すっかり自信を失いました。ですが、それは思考方法の相違であったと今は思います。日本では、概念と背景をまず説明し、全員同じ土俵に乗ったところで事象の検討に入ります。グローバルチームに入って会議をした際に、誰かがいきなり事象の説明に入ったら、「あの人は物の言い方を知らない、バカか?」ではなくて、そういう思考法で来たか、と理解してあげて下さい。