こんにちはAbbyです。
うつ病、適応障害等職場のメンタルイシューは、確実に増加傾向にあります。
採用の際に適性検査をする会社、ウェルビーイングに力を入れる会社が増えてきました。
私たちは日々、厳しいノルマ、職場の人との意見の対立などレジリエンスが求められる場面に身を晒しています。ここに個人や家族の問題もあるでしょう。
勤務が辛いとなる前に、または気持ちが沈みがちになったら早期にご対応をお勧めします。
① 労働時間:長時間労働ほどメンタルイシューのリスクが高まるのは、2015年のLancet(医学ジャーナル)でも発表されています。今時の人事は未払い残業代問題もあり、残業には須く目を光らせているものですが、労働時間をモニタリングし、過労になっていないか是非是非お気を付け下さい。
一方、私の経験では、どんなに長時間労働していてもイシューのない人がおり、残業など全くやっていなくてもイシューのある人はいます。なので長時間労働でなくても注意は必要です。
② EAP (Employee assistance program)の活用:EAPは海外あるあるです。先ずはメンタルイシューを解決するために、早期で相談できるサービスプロバイダーを躊躇わず利用する事です。会社の福利厚生であれば無料ですし、守秘義務は完璧で人事でも誰が何を相談したかなどは全く知り得ません。
日本人は、特にメンタルイシューを含めて自分の問題を他人/専門家に相談するハードルが高すぎます。外資ではどこでもこのサービスがありますが、日本で利用する人はまず皆無でした。もう20年も前ですが、日本で初めて外資に勤務した際の米国人上司に、「Psychiatrist(精神科医)を紹介してくれ。」と言われ、非常に驚いたことがあります。海外生活に馴染めず、精神的にきついのか?と思いましたが、何のことはない、当人は定期歯科検診程度の認識でした。
多くの労働者が、有給は取りづらいと感じている現状をもとに、国も取得促進に動く有様です。有給は労働者の権利です。あなたが上司であれば、ぜひ率先して取得をお願いします。気楽に取得できる文化も大切です。子供ではないのだから、何故休むんだ?などとごちゃごちゃ聞かず、有給申請は気持ちよく承認を!