Let's be comfortable with something different !!

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職場の規則とガイドライン

Be comfortable with something different !!

こんにちは、Abbyです。

 

今日は、規則とガイドラインの違いに現れる社員のマインドセットのお話です。

 

日本人は本当に規則(守らなくてはいけない項目。)の好きな方が多いなと感じます。規則があることが、comfortableなのです。通常「アジアの人は」、という括りが多いなか(例えば多すぎるクライアントへのプレゼンスライド枚数)、この点は日本人独特かと思います。社員が規則に依存的になるといくつか問題が出てきます。

 

業績評価における目標設定のプロセスを例に取り上げます。(そもそも業績評価って必要?などの点はありましょうが、ここは例としてあげます。)

社員が自律的である場合、あまりに規則が多いとブーイングが出ます。皆自分の思い通りにコトを進めたいからです。そのため、業績評価目標設定の目的、プロセス、留意点と最終締め切りを載せたガイドライン(参考となる目安。)があれば事足ります。あとは上司がチームの人数、メンバーの出張や有休等のタイミングを考慮して動き出します。そのため、プロセスの進め方にチームメンバーの納得感があり、想定外のことが起きても柔軟に対応します。裁量の範囲を広げたほうが自律的な社員にとっては動き易いのです。

 

一方、社員が規則に依存する場合、規則がないと立ち行かなくなります。各人の目標設定の締め切り、上司との目標確認の締め切り、目標の数、内容等一挙手一投足に至るまで規則がないと動けません。よく他国の同僚から、「ああ、日本は規則が必要なのね。」と揶揄されたものです。

 

規則が必要な社員の問題は:

1 間違った事をしたくない。間違って責められたくない。そのため、常に承認を求めなければ動けない。規則を守る、という日本人の美徳が度を過ぎると単なる指示待ちとなってしまう。

2 規則という守られた範囲の中でしか発想できなくなる。従来この方法でやっている、という発想では、変化の早い現状についていけません。

 

会社では、業務用の物品を自腹で購入した際、費用精算があります。Netflixの下記の費用精算ルールは有名です。

・支出のルールは、“Use good judgement(自分の良識に従え)”のみ。
・旅費などの経費精算のルールは単語5つから成る、“Act in Netflix’s best interest”

 

あなたは、ガイドラインまたは最低限のルールでcomfortableですか?