こんにちは、Abbyです。
今日のお話は、会社の冷蔵庫にビールを置いたお話しです。
Netflixという会社は皆さんご存知かと思います。社員の自律を求める会社で、このブログでも以前に触れたように、会社経費に関する承認プロセス等ありません。(詳細は、Netflix 企業文化でググってみてください。)
この企業文化は、インパクトを持って全米に広がりました。Netflixの創業者を支えた当時の最高人事責任者にパティ マッコードという女性がいるのですが、彼女の作成した企業文化に関するスライドが出回ったり、採用したNetflix出身のエンジニア達がその企業文化を持ち込んだりしたため、私たちも相当影響を受けました。
元々スタートアップであった当社も、社員を信じる企業文化に感化され、会社の最上階にある冷蔵庫にビールを置くことを決めました。ですが、このアイデアが最終承認を得るまでは、相当議論がありました。今でこそ日本でもオフィス内にバーを併設している会社があるようですが、当時は画期的でした。米国では、飲酒後の運転は厳しい取り締まりがあります。何も会社が余計な飲酒の場を提供しなくても、との反対意見がありました。結局、勤務時間中の飲酒に関してルールを設定することさえなく、私は同僚とバドワイザーなど数種のビールを会社の冷蔵庫に置きました。
結果全く問題はなく、社員は節度を持って利用し、事故を起こす、酔い潰れる等一切ありませんでした。大体金曜日の午後、お祝いをしたいチームが集まりビールを楽しんでいました。その場にいた他部署の社員もお相伴に預かって参入するなど交流の場ともなりました。
その様子を見て、信用される、という事がどれほど当人の自律を呼び起こすかを痛感しました。