こんにちは、Abbyです。
今日は、LGBTQ について私のストーリーを共有し、ダイバーシティについてお話しします。
米国の会社にいた頃、会社がトランスジェンダーのエンジニアを採用しました。彼女は、男性から女性への変更で、洋服やメークは女性らしい格好をされていました。体格の良い方だったので、身長は私より高く、印象としてはがっちりした感じでした。彼女と女性のバスルームで会ったり、「Women's forum」といった職場での女性の集まりに参加している所を見た際は、「なるほど、こういう事なのか。」と彼女の勇気に深く感心したものでした。
会議での彼女は、異なる発案をすることが多かったようです。その発案は、特段取り上げられることもなく、むしろ「入社したての目立ちたがり。」と受けとられていました。ところがある日、クライアントを会社にお招きしてプロダクトのデモをしている際に、とんでもないトラブルが起こりました。エンジニアのフロアは、上を下への大騒ぎでトラブルシューティングに当たっていましたが、なんとこの問題を解決したのが入社間もない彼女で、クライアントがいらっしゃるうちに解決し事なきを得ました。彼女の発案が事前にテストされていれば、トラブルは未然に防げた事も後でわかりました。ダイバーシティというと、いつも私は彼女を思い出します。
広い視野を持つために、異なる意見が期待できるDiversityの必要性は、多くの人に頭では理解されています。ですが、日本ではその価値や成果を実感できる機会はあまり多くありません。例えば日経新聞では、毎日様々なイベントが紹介されていますが、今だに参加者には似たような人しか出ないイベントが多くガッカリです。
