Diversity & Inclusion
こんにちはAbbyです。
今日は、今日はDiversity & Inclusionについてお話しします。
昨日、一つの企業の中にも、部署によって異なる文化が存在する話をしました。
在米中に勤務した会社の一つは興味深くわかりやすい事例なので共有します。
ハードエンジニアリングの部署:ミリタリーを経験している方が多かったので、その部門の会議に参加すると、独特の行動規範、規律を身につけたリーダー達がおりました。そのため会議の雰囲気も、誤解を恐れずに言えば重厚な感じでした。ですが彼らにはユーモアもあり、決して堅苦しい会議ではありません。ハードエンジニアリングという職種で活躍し、そうした屈強な感じの同僚にも一目置かれている女性がいると、自分に無いものを感じカッコいいなーと思ったものです。
ソフトエンジニアリングの部署:シリコンバレーから来た方が多く、西海岸の明るさをそのまま持ち込んだような方が大勢おりました。真冬でもTシャツ、半パン、フリップフロップといったイデタチで、車内をスケボーで移動する社員がおり、危ないので注意されていました。
そこにこの会社が所属する古くからの産業界の方がマーケティングを含めた営業部隊として一定の割合を占めていました。スマートで、世界を駆け巡り、クライアントからの要求を容赦無くエンジニア達に投げかけていきます。
この三つ大きな集団は、異なるカルチャーを持ち、価値観もやり方も違います。3部署から参加者が集まった会議は、これでもかというほど色々な意見が飛び交い本当にエキサイティングでした。彼らは他者に敬意を持ちつつ、自分らが一番と考えており、簡単には譲りません。(笑)
ここで痛感したのは、Diversityというのは、単に異なる人種、ジェンダー、年齢等において様々であるだけでは集合知を得ることはできないということです。その構成人員の視点が多様でなければ意味がありません。そのため視点が多様であるために非常に効果的な手段として、ジェンダー、人種、年齢といった属性が出てくるのです。そして多様な視点を集合知とするためには、Inclusionが必須で、見栄や立場で他者の意見をサクッと切り捨てるのでは全く効果を期待できません。