Let's be comfortable with something different !!

仕事や結婚を通して、多様性の面白さと難しさに日々向き合っています。気楽にご覧いただけたら嬉しいです!

原理優先 vs. 応用優先 2 → 変化を好まない思考

Be comfortable with something different !!

こんにちはAbbyです。

 

昨日の原理優先思考 vs.   応用優先思考の差異を表す実例を共有します。

 

ある会議で、来年の研修方針についてプレゼンする機会がありました。

事前に人事でスライドを作成したのですが、私が含めたポイントは、①昨年研修実績、②全スタッフ向けに行った研修に対する希望サーベイ結果、③それらを基にした来年の研修方針と研修項目のご提案の3点でした。これはすでに当社でどう(How) 研修を行っているかを示す応用優先思考です。

 

このプレゼンに対して、「研修で達成したい原則は何か?」という問いが出ました。

先ずは研修に対する基本的な考え方をどこに置くか、という事で、戦略を達成するための研修、という統一見解が必要ですね、という話になりました。これは、何故(Why)やるのかを優先する原理優先思考です。

 

この思考法は、どちらが正しいということではないと思います。両方カバーすれば、より網羅的な議論になると思います。ですが日本では、まずは原理原則において統一見解を明確にしたアプローチの方が、落ち着きが良いのかと思います。当社のカラーから入ると、振り出しのないゲームのような印象を受ける方が多いのか、と思います。

 

ですが、ここに実は大きな文化の違いがあります。欧米では、未知なるものに対してオープンで、原理原則も変化する、というマインドセットがあります。一方アジアでは、伝統的なやり方あるいは原理を重んじる、引いては変化を好まない思考があるのかと思います。如何でしょうか。