こんにちはAbbyです。ご訪問ありがとうございました。
人材の流動性を高めるにはいくつかの方法があります。最近は転職も普通になりました。50代での転職も全く珍しいものではありません。もう一つは、会社都合での退職勧奨です。
退職勧奨、というと先日のグーグル社でのレイオフが思い浮かび、社員が組合を作ったというニュースがありました。ですがビジネスは生き物なので、状況は変化し一生のうちで必要なスキルは刻々と変化します。これに対して海外では、リスキリングを政府が主導し、人材を企業に還元する仕組みが成功しているドイツのような国もあります。自分のスキルを常に見直す、という自助努力は欠かせませんが、こうした仕組みは国主導の大きな枠組みがないと、中小企業でのリスキリングは大きな負担です。
一方個人としては、一つのポジション、一つの企業、一つのやり方に拘らず、新たな環境にいくことで、これまでの経験が生きたり、転職先での課題が見えてくるため重宝されるものです。どの年齢層であっても、自分のスキルが必要とされている職場を見つけ、そこで重宝される方がよっぽど充実感は高いと思います。大企業や高いポジションに居る場合、その状況を捨てる覚悟はつかない、という方もいらっしゃるかもしれません。ですが、合わないポジションで辛苦を極めると心の健康に良くありません。転職エージェントなどに話を聞いて十分リスク分析し、準備し、その上で行動に移ることは無謀ではありません。
人材の流動性が高まるのは、多様性の促進に繋がります。同じところで同じ人と課題に取り組んで、異なる解が見つかるのは難しいと思います。