Let's be comfortable with something different !!

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業績評価における文化背景の違い

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こんにちはAbbyです。

 

外国人のマインドセット

評価の際のコミュニケーションにおいては、クリアで整合性があること、嘘がないことが最重要項目。この率直さに関しては、米国内でも若干差があり、NY, ボストンあたりのビジネスパーソンはとても率直です。中西部は若干マイルド。その他英国、ドイツ、中国、シンガポールビジネスパーソンも非常に率直です。イタリアとスペインは若干emotionalです。

 

上司が、評価で告げることと普段の行動に整合性がとれていない、というのはどういう事か。例えば上司が、「貴方は新規開拓において、上手くやっている。」と良い評価をしたのに、日常において、新規開拓について貴方の意見を取り入れない等、上司の評価と行動が異なる、という事で、評価を受けた者は混乱し上司への不信感につながります。こうした誤解を避けるたえに、外国人は非常に率直です。厳しくても嘘は言わない。海外のやり方は、人情味がなくギスギスするのでは、と言われますが、嘘がない信頼感というのもあると思います。

 

日本人のマインドセット

コンフロンテーションを避ける。評価が、クリアで整合性が取れることより、相手の感情を慮ってしまいます。これは日本人が幼少より、自由に自分を表現する、ということより周囲とのハーモニーに気を遣う、といった文化があるからかと思います。対立より調和、の文化。これは、ダイバーシティとは真逆の文化であり、長じて評価の際にも日本人の慣習として脈々と引き継がれていきます。

 

この対応は、海外の日常でもあることはあります。NYのビジネスパーソンは、ある会社が営業をかけてきた際に「すでに4社から申し入れがある。これ以上増やせない。」とはっきり告げます。シカゴあたりでは、「今やっと選定の段階にきたところ。非常に忙しい。」等と煙に巻きます。その後、何度連絡しても同じことの繰り返し。ここまで時間を無駄にして始めて、その会社に取引をする意思が始めからないことを知ります。

 

私個人は、嘘のないやり取りの方が、その場は厳しくても信頼感はできると思います。その代わり、評価の前はやはりドキドキします。如何でしょうか。