Let's be comfortable with something different !!

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日系企業が勝つには

Be comfortable with something different !!

こんにちはAbbyです。

今日は、海外現地社員からいつも聞いている日系企業についてのFeedbackを共有します。

 

① 現地の社員にYou cannot do it と言うな!

1980年代、日本が目覚ましく海外進出していた頃、日系企業はもっとフレキシブルでカストマーフォーカスでした。ところが、日系企業が海外のビジネスシーンにおいても強力なエコノミックエンジンとなった後、日系企業は急速にそのマインドセットを失って来ました。昨今現地の日系企業現地社員は、日本から来た駐在員に「それはできない。」と言われ続けています。「それはできない。」と言うのは、現地社員からニーズが報告されても、現地のニーズを顧みない本社のやり方があり、貴重な情報はかき消されて行きます。私が米国に初めて行った時、日本で言うところのヨドバシカメラみたいな店舗であるBest Buyは、日本の製品で溢れていました。とても誇らしく思い、不慣れな海外生活を共に戦っているような気さえしていました。ところが、あっという間に韓国製品に取って代わられてしまいました。

 

②判断が遅い

韓国の企業は、かつての日本に習いスピード感を持って判断してきます。一方日本はかつてのスピード感を失い、全てのピースがまとまるまで判断を下しません。リスクテイクできないからです。ここでも慎重で詳細をきちんと見る日本の美徳が裏目に出て、稟議など回しているうちに他国に先を越されます。これは日本の企業のみならず、良いプロダクトのアイデアをこねくり回している間に他社に先を越される、と言うのは衰退する会社の日常茶飯事でしょう。

 

人間というのは、Comfortable zoneに入ってしまうと守りに回るのだと思います。日系企業の盛衰については、マインドセットのみならず、実力以上の円高であった等他の要因ももちろんあるでしょう。ですが、安定はリスクである、という事を肝に銘じる必要があります。