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トップダウンの組織にインクルージョンは無理

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こんにちはAbbyです。

今日は、メンタルヘルスについてお話ししてきましたが、最後はインクルージョンという観点からお話しします。

 

会社に勤務しているのであれば、組織文化は死活問題です。例えば:

意見を言っても相手にされない、意見を言えというから言ってみると瞬殺される、納得がいかないのに説明がない、もっと酷いところでは情報共有さえ行われない、成長の機会がない、忖度ばかりで誰も本音を言わない。こうした症状は、明らかに組織のエンゲージメントを蝕みます。社員は主体性を失い、単なるフォロワーになっていきます。ただし、多くの会社や経営陣はそのためにインクルージョンの醸成に努めています。何故それが成果に結びつかないのか???

 

私自身の結論としては、トップダウンの組織に本当の意味でのインクルージョンは無理、です。女性を登用しよう、LGBTQを採用しよう、そんな表面的なことはいくらでもできるのです。正直、そこまでもできていない所ですが。トップダウンであること自体、そもそも意見を幅広く取り込むことを阻止する形態と思います。全員の意見が通ることは無理ですから。上席に対して、人々は忖度します。人事権を握られている状況で、これを責めるのは無体です。グローバル企業でも同じです。本社に対してローカルの社員は、様々な反論があります。ですが、言っても無理、という状況から丁寧に丁寧に時間をかけて本社のトップを納得させる必要があります。インクルージョンを実現するためには、相当の努力が必要なので、研修の一つや二つ受けた所で何も変わりません。それでも日本は、これまで無私の精神でソルジャーとして課題を解決し、プロジェクトを遂行してきました。ですが、その時代はもう過ぎ去ろうとしていると思います。若い世代の諦観を見るにつけ、その変化はさらに加速すると思います。

 

フラットな組織、これがどういう効果をもたらすのか考えたいと思います。